4CC Review by Daisuke Takahashi (大輔さんの四大陸レビュー)

 

This is the translation of a part of Daisuke Takahashi’s review after 4CC for  Nikkei Economic Journal.  (February 21, 2017) As he is always nice with all the skaters he writes about, his description about Nathan “class and masculine charm” is so cool that I tried translation to English. I think Daisuke means what he says about Nathan.

I hope it makes sense and would help him boost his motivation if he read. Bear with me for my not perfect translation.

四大陸後、大輔さんが日経新聞に寄稿している記事です。いつもどの選手への視線もあたたかい大輔さんですが、ネイサンのことを褒めてくれているので(「品も色気もあって」)、嬉しくて訳してしまいました。途中までで、英->日はあまり自信がないのですが、どんな形であれ、彼の応援になればいいなと思って訳しました。不完全な部分はお見逃しを!

 

Takahashi Daisuke for Japan Economic Journal, February 20, 2017

 

Hanyu will get his revenge in a month (translation) 

 It is Nathan Chen (the U.S) who won Four Continents Championships. Though he has been attracting attention for his jumps, the essence is that Nathan Chen is a skater with the total package.

His skating skill is top-rated among the men’s skaters.  His way of dealing with his legs is extremely beautiful.  I was amazed to find he is such a great dancer when I saw his short program.  He seems to be doing ballet.  He has both class and masculine charm, and he will be definitely  posing a threat to Yuzuru Hanyu.

Chen and Hanyu may have already gotten conscious of each other.  During the morning practice session of their free skating game, these two skaters stayed on the rink till the end, elaborately doing their imagery rehearsal.  I was thrilled to see the practice, feeling as if they were already competing.

As for Hanyu, he seemed to be setting his pace and energy  in the first part of his free program, but he successfully made his performance emotive in the second part.  If Hanyu had been at the full power from the beginning, Chen, as he stood, would not have beaten Hanyu.  I bet Hanyu has been now fully motivated.  It is about one month before the World Championship (Helsinki) and this is the perfect length of time for him to keep focused on training while feeling chagrined.  I want Hanyu to show his strength to Nathan, bringing home the fact that it is not the age for teen’s skaters yet.

(to be continued for Shoma Uno, Japanese ladies, etc. )

 

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「色気も品も」のところで躓きました(笑)。特に「色気」は、男性か女性かでも違うだろうし。スケーター「色気」ってそもそも使わないし、意味わからない、っていうご批判もあったよう。でも、ネイサン好きな(そうでなくても)人は、なんとなく、彼の演技を見て、17歳の「色香」みたいなものを感じるているのではないでしょうか。そして、きっとそれは「品」と裏腹なものなんじゃないかと、白昼夢状態で色々考えました。

原文には「男の」ってないけれど、ここはmasculineをつけておいた方がピンと来そうなのでmasculine charmにしました。それと大輔さんのこの日本語は、大輔さん風の独特の視点があるので、sexinessを使っても、逆にその独特さも出るのではないので、アリかなと。「坂の上の雲」をはじめ日本文学をたくさん訳されている、Juliet Carpenter さんにもアドバイスをそこについていただきました。

大輔さんのコメントが本当に血の通っているというか、ああ、本当にこう思って書いているんだろうな、という気がしました。ネイサン君にも日本で彼を応援している人はたくさんいるよ、愛されているよ、って伝えられたら、と思いました。

5件のコメント

  1. こんにちは。はじめまして。高橋さんのネイサン選手への称賛とエール、どなたか英語堪能な方が訳してくださって、いつか本人に伝わるといいなと思っていたところでした。日経新聞のこのコラムだけではなく、テレビでもショートでは体の動き・使い方の美しさについて具体的に、フリーでは「『脚捌き』に目がいく」「美しい選手だなと思った」とコメントしていらっしゃいましたね。シンプルだけどとても深くて、真っ直ぐに胸に響く高橋さんの言葉には体温があると私はいつも思っているので、同じように感じていらっしゃる方がいらして凄く嬉しいです。私個人は「美しい」には所作だけでなく伝わってきた品格、「色気」は華や人を惹き付ける魅力だと勝手に理解しています。 目には見えないけど、教わっても必ず身に付くわけではないものだとも思います。

    1. てとさん、コメントどうもありがとうございます。
      私は日本語から英語の翻訳は、苦手意識があるのですが、高橋さんがせっかく素敵なことを書いてくれたので、嬉しくなって訳してしまいました。高橋さんのテレビでのネイサン解説も聴きました。声が一段と強くなって、ああ、本当にそう思って言ってくれているなあ、と感じました。高橋さんのきっと好きな選手に違いない、と勝手に舞い上がりました。ネイサンの海賊、特に膝から下の動きが美しい、って彼に言ってもらえて、最高のエールですよね。
      「色気」も「品」も、今はそれ以上にぴったりな表現がないとすら思えています。一つ前のスコットハミルトンさんのインタビュー記事なんですけど、スコットハミルトンさんがネイサンに「君には氷の上でのpresense(存在感)あるよね」と言ってくれているのが印象的でした。氷の上のプレゼンスは「華」なんでしょうし、それが「色気」でもあり、「品」何だろうな、って、てとさんからいただいたコメントを読んで思いました。これからもよろしくお願いします。

  2. すみません、先程コメントした者です。というのが正しいです…少し違ってしまってごめんなさい。

  3. 何回もごめんなさい!訂正部分の文章が何故か丸ごと消えてしまいました。 ➡「ショートの後に体の動きや使い方の美しさに触れ、『綺麗な選手』とのコメントがありました」

    1. てとさん、
      はい、すぐに理解できましたよ。「綺麗な選手」って、大輔さんがそういうと、本当にくらくらするくらい嬉しくなります。

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