こんにちは、やっと週末ですね!
今回は、icenetworkにPhilip Hersh記者が投稿したインターナショナルクラッシック大会についての二つの記事を紹介します。
一つ目は、Posted の記事です。以下要約すると:
Chen powers way to gold in return to Salt Lake City
Aaron takes silver, refers to Chen as “once-in-a-generation type of guy”
ネイサン、ソルトレイクシティにて凱旋試合、金メダルを獲得
銀メダリスト、マックスアーロン「ネイサンは一世代に一人の逸材」
一つの試合のフリーで5種類の4回転を入れるかについて、ネイサン自身は「クレージー」とかわしたけれど、マックスアーロンは「いや彼は最初にやる選手になるでしょう」「それに4Lzー4Tを練習しているの見てるし」と漏らしていた。
新プログラムでは、映画「Mao’s Last Dancer 」からのストラヴィンスキー「春の祭典」が使われているが、1913年にあまりにアヴァンギャルドで聴衆の反感を買ったバレエの作品で、文化大革命時代から始まるこの映画にも入れられた。「映画の中でも記念碑的な部分なんだ」とネイサン。
今回の試合については、ネイサンは4 ループについては入れたかったし、成功してIt’s cool な気持ち。でも4Tで失敗して若干へこんだそう。ラファはとても満足していて、特に苦手だったアクセルがプログラムの最後に入って嬉しいと話ていた。
のハーシュ記者記事へのリンクです。ー>ハーシュ記者記事
マックスアーロンのネイサンが4Lzー4Tを練習しているの見た、という情報ですが、マックスは嘘を言うようなタイプではないのでおそらく本当なのでしょう。今大会のフリーでみせた4Lzは本当に見事だったし、トゥループジャンプはネイサン自身、得意なジャンプだと話しています。いつ見ることできるんでしょう。本当にやったらまた「事件」ですね。
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二つ目の記事は、9/18/17の投稿になります。ハーシュ記者精力的にたくさん書いていらっしゃいます。本田真凛選手のことにもスペースが割かれているのですがせっかくなのでこちらも載せておきますね。
以下要約です。
Takeaways from U.S. International Classic
Chen chooses non-traditional music; Honda impressive to watch in person
USインターナショナルクラシック総括
チェンは伝統的な音楽を選ず、本田には魅了される
ネイサンはシーズン出だしから、多くの選手がトゥーランドットやカルメン、オペラ座の怪人というような王道で手堅く行く中、選曲でも攻めの姿勢をみせ際立った。選曲はショートもフリーも振付師シェリボーン、ローリーに任せ、これにはラファエル・アルトニアンコーチも満足している。
両プロとも(特にフリーの中のストラヴィンスキーの部分)鋭くてラフでシンコペーションのリズムのある楽曲で、普通フィギュアで使われる流れるような音楽とは違う。その分、振り付けの面で音楽の解釈をするのに時間かかることになる。ネイサンは「フリーのMao’s Last Danceは、自分がもっとたくさんのことができる、可能性に溢れたプログラムであり、クワドをいっぱい盛り込むことが最優先事項ではない、技術的にこれまで築いたものをもう一度固めつつ、プログラム全体を育てたい」と答えた。
本田真凛選手には昨シーズンの世界ジュニアでその眩さにすっかり魅了されてしまっていたが、今週彼女を見れてとても感心した。標高のせいで、演技後フラフラになってしばらく倒れていたけれど、彼女の演技は、つなぎ目がなく、失敗もなく、彼女の表現は、情熱と空気よりも軽い儚さが混ざり合うものだった。サルコーがダブルになったことを除いては完璧であり、2位の未来に15ポイントも引き離して優勝した。彼女が堂々と五輪でメダルを摂りますと話すのも無理はない。メドベ、アンナやザギトワのように後半ジャンプを集めた選手たちとの差はまだあると思えるが、カレンチェンは、真凛を、美しく、優雅で、 さりげなく難しいことも簡単にやってのける、と彼女を大いに認めており、「メダルのチャンスは大きい」と評している。カレンもマライアもジャンプUR、パンク等やスピン、ステップもよくなく点数が伸びなかった。未来の3Aは認定はされたけれど両足着氷でGOEマイナスだった。3Aだけでは今後五輪の代表の座を掴むことも含めて十分ではないが、3Aはやはり話題になったし彼女のイメージアップになった。SPの後も未来は「3Aを入れることで失うものは何もない。この試合でも、また、ライバルとの関係においても攻めていきたいし、そうすることが五輪シーズンを戦う上で大事だと思っている」と話してくれた。
ハーシュ記者記事へのリンクです。ー>IN ハーシュ記者記事
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フリープログラムには、映画Mao’s Last Dancer (毛沢東の最後のダンサー、邦題は「小さな村の小さなダンサー」)の音楽と劇中バレエの楽曲、ストラヴィンスキー作曲「春の祭典」が使われています。「春の祭典」は前衛的なバレエ曲で1913年発表の当時には随分と物議をかもしたとあり、ネイサンのフリーでも中盤そこが個性の見せ所になるでしょう。サウンドトラックは、一番下に動画を貼っておきましたので、ご覧ください。
前衛的な要素についてはひとまずおいておくとして、私はネイサンがアジア的な要素を出したプログラムを選ぶのは正直意外でした。なぜなら、ネイサンが自分がアジア系であることを強く意識した主張をするのを聞いたことがなかったからです。むしろ逆だと感じていました。このお話は、本当は書きたいのですが(涙)長くなってしまうのでまた今度にしますね。
どうやらフリーの動画が見れなくなってしまったようです(涙)。なので、前半部分だけの動画をお借りして貼っておきますね。
サウンドトラックを聞きたい人はこちらの動画をどうぞ。
いつも記事等の翻訳有難うございます。
特に最近は記事が多くて大変だと思いますがとても感謝しています。
今季のプログラムSP,FSともに素晴らしいですよね~私は大好きです。
「「Nemesis」の方は少しだけ見ていたので期待通りでしたが「Mao’s Last Dancer」は待ちに待って突然衝撃的なプログラムでしたが、
初めて動画を見た後は涙が出ました、そして拍手もしていました。とにかく言葉が出ない位感動しました。
何故かと思いましたがfanfanさまのこの記事で納得しました。
本当に今迄はアジア系であることを打ち出したのは見たことない気がします(ファン歴短いですが(-_-;) )
自分のルーツやご両親のへ感謝など様々な感情が込められていたのかなと思います。
「Mao’s Last Dancer」の映画ネイサンも見たでしょうから、これからもっと表現力を磨いて「ジャンプだけじゃない」所を見せてフィギュアファンを圧倒させて欲しいです。
既にネイサンファンでない人でもFSを絶賛してくれている人も結構いるので、ジャッジ受けが良くなりそうな予感(願)
守りに入る選手が多い中、攻めに打って出るネイサンは凄いと思うし誇りに思います。
アレックスさんのご指導の賜物か演技もレベルアップして全ての所作もより美しくなり、動きも一回りも二回りも大きくなった気がします。
先ずはJO&COIで応援頑張ります!!
Twitterでネイサン情報等は見させていただいておりました!いつもいつも日本語訳ありがとうございます(о´∀`о)
ネイサンのことはyoutubeでゴッドファーザーのプログラムを初めて見た時からの大ファンです。私のかつて大好きだったアレクサンドルアブトというロシア選手のコーチだったラファエルコーチとタッグを組んだと知った時は嬉しくて仕方ありませんでした。
今回のショートとフリー、、、とてもかっこよく美しいですよね。私は大好きです。そしてスピンのポジションが昨シーズンよりも美しくなってると思います。彼はとても冷静に自分の演技を分析しますし、進化は止まりませんね!!
私は今からネイサンに五輪のメダルを取って欲しくてしょうがないです。笑
彼のルーツを曲に乗せて表現する、、、素晴らしい試みです。そして4t+2lo+3fという超人コンビネーションもやる気なようなので楽しみです☆
今後も記事楽しみにしております。
めろでぃさん、こんばんは。コメントどうもありがとうございます。
アレクサンドルアブトさん、長野の動画を観ました。ハンサムですねえ。クワドとアクセルの高さ!
それに何よりラファの若さ。負けずにハンサム!
このころは私はぼんやりテレビ観戦でしたが、ラファ、日本の地にいたんですね。ラファ、浅田選手のコーチの頃から魅力的な人だなあ、と思っていて、彼女のコーチをやめてから、一時情報も途絶えていて寂しい限りだったんですが。
今はもっとも露出度の高いアメリカのコーチ(笑)。 嬉しいです。
https://youtu.be/39kB3GSfdsY
ネイサンには無限の可能性があるので、もちろん金メダルとって欲しいです!
アジア系ルーツの話は、微妙なものもあるので、本人が語るまで待っていたいなあ、とは思うんですよね。彼はあまり進んで言葉を発するタイプではないので。スケーターとして演技で何か感じさせてくれるものがあれば、キャッチしたいなと。
takaramaruさんこんばんは。コメントどうもありがとうございます。
ショートについては満場一致で絶賛の嵐、でもフリーについては解釈が難しいと、ファンの間でも意見は分かれているようですね。私は好きです!生まれたてのフリーなのでこれから見守りながら大きく育つのを楽しみにしています。何より皆が音源を探したり、本や映画を読んで新しいことを学ぶ機会をくれたことに感謝しています。アジア系のルーツの話は、アメリカに来た理由や時期によって、ひと様々なのでひとくくりには何も言えない、というのが正直な私の思いです。今後本人が何か言ってくれるのを待ちたいな、と思っています。これからもよろしくお願いします!