Politics

南北統一について

っていきなりなタイトルで、すみません。

国際政治は全く専門ではないのです。
その周辺のことを、多少は齧ったことがありますが、
北朝鮮と韓国の問題は、全くわかりません。
ただ、今後どうなるのだろう、ということが
国際政治の問題として、一番気になることです。
というか、わりと身近というか。

韓流とか、めざましい経済とか、韓国の先進国ぶりをテレビ、新聞などでみせつけられるたびに、北の国は、どうしてこんなに取り残されちゃって、南の国はこんなにすすんじゃっているのか、と素朴に思います。住んでいるのは、同じ民族なのですよね。

高校や大学の多感なころは、在日の人の本(元キャロルのジョニー大倉さんの本)とか、高史明さんの「生きることの意味」や自殺された息子さん、岡真史さんの詩集「僕は12歳」を読んでいました。
所詮、私は本を読むだけで、何もわかってはいないのです。
今も、北と南に住んでいる人、あるいは日本に住んでいる方々は、南北統一を望んでいらっしゃるのでしょうか。そうじゃない、もういまさら一緒になんかなって欲しくない、と思っているに決まっていると断言する人が、周囲の学校の先生に多い。

でも、今の状態はとっても異常だと強く感じます。
自分が生きているうちに、この問題が解決するのかな~と、ぼんやり期待します。

そんなことを最近考えるきっかけとなったのは、
やっぱりお隣のヨナちゃんの活動かな。
冬季オリンピックの招致に向けて、外国でプレゼンしたり、PRしたりしてますよね。

彼女のMCしている番組の視聴率が低いとか、そういうことをいうブログの記事を最近眼にします。また、韓国にオリンピックを開けるほどの雪山があるのか、とかいうツッコミも。
ひとそれぞれ感じ方はあるでしょう。でもお隣の国と二十歳の女の子の頑張りに、もう少し温かい視線を送れないのかな。 何故なのかな。
私には彼女はなんらかの使命感をもってやっているんじゃないかなあ、と映ります。

彼女のやっている活動がどういう成果をもたらすのかわかりません。
でも、その一つの結果としてオリンピックが実現したら、なにかこの北と南の問題も、動き出すきっかけにはなるのではないかとぼんやり思ってしまうのです。

だから、私は二十歳の女の子が頑張っているその姿を応援します。

つかこうへいさんご逝去

 

って、今日、たくさんの人がブログに書かれたと思います。

大学生の頃、つかこうへいさんはとても有名で、影響力の強い人でした。
風貌も、しゃべり方も、かっこよかった人で、
彼の作品の一つや二つ、観に行かなきゃだめ、みたいな感じがありました。
私も、松ヶ浦ゴドー戒、熱海殺人事件、寝とられ宗介など、観ました。
正直、そこまで何がすごいのか、分からなかったけど、
かといって何が何だかわけのわからない芝居というのでもなかったです。

ところで、チケットは、あの人気作家の芝居ということを考えたら、とても安かったと思います。
後で、本を読んであえてそうしているって知ったんですが、つかさんは自分の芝居の前列を
成金のおばさん(もしかしたら、農協のおばさん、って言ってたかも)が陣取るのだけは、絶対に嫌なので、チケットはどんなことがあっても、5千円(たしか)を超えないようにするって決めてたそうです。

今日、7時のNHKニュースでお亡くなりになったことを知り、
「またあの頃の人が亡くなったんだなあ」、という感を受けました。
朝日の夕刊に誰かが
「劣等感を持っている人間がどう生きるべきかを描いた作家」と話していましたが、同感です。

そういうこと描く作家って、他にあまり知りません。

つかさん、憎まれ口を叩く人だから、もっと長生きするのかと思った。
ご冥福をお祈りします。

その他、選挙の結果など:
勘弁してくれ、という人がやっぱり比例で勝っちゃって、全然似ていない自身の似顔絵に色塗っているのなんかみると、悲しいです。

自民党を応援したことは一度もないのですが、谷垣総裁の笑顔を見ると「良かったね」と思ってしまいます。 よく耐えました。
人間的に、この人はまともな人に見えます。
離党した人達(マスゾエとか、おじいちゃんたちとか、鳩山の弟とか)がいない分だけ、この党はましになったかなあ。

消費税10パーセントを切り出したのが敗因?
そうじゃないと思うなあ。
子ども手当? 所得制限を設けないなんて、おかしいよ。 
とても強い差別的なメッセージを発進していると、早く気づいて欲しい。
一人一人の生活っていうのも大切だけど、
自分のことしか考えられない国民にすり寄るのだけが選挙じゃないよ。

などとなどと、考えてもわからないことを、つかさんならどうやって斬ってくれるのかな、と思う。
「自分で考えれば」とかっていいそう。