Vancouver Olympic

This is What You Are

 

こんなモンタージュを待っていました!

 

 

 

 

レイチェルが好きなこと、すごく伝わります。

I love this!

Savored every moment

 

 

オリンピックが終わってから2か月もまだたっていないんですけど・・・もう
ずいぶん前のことという気がしたり、しなかったり

 

長洲未来ちゃんが、素敵なビデオを作ってくれました。
私たちが応援した選手の活き活きとした表情がとてもよく映しだされています。

 

Mirai Nagasu’s Olympic Experience

 

 

もっとも恥ずかしかった瞬間

違う場所へ行く、間違ったバスに乗ってしまったこと

気づいたら自分の乗っているバスにはスピードスケートの男子選手が乗っている
それは乗るバスを間違っているってことなんだけど、コーチに気づいてもらおうとして

私、
「キャロル先生、今どこにいるんでしょうか。私たちはパシフィックコロシアム会場にいかないといけないんですけど・・」

先生いわく、
「いいや・・他のフィギュアスケートの選手みんなと一緒だから、心配ないよ。Bass Lake(スズキの湖)に行くんだよ」

実はその練習用のリンクの名前はTraut Lake (マスの湖)って呼ばれていました(爆)

 

先生も未来ちゃんのとなりでは普通のおじいさんに見えます。

未来ちゃん、こんな素敵なビデオありがとう。
君は天才だよ!!

The Triple Flip

 

フリーの彼女の演技は素晴らしかった。レイチェルカラー出ていたもん。

観ているファンとしては、無事終わったことの安堵「よくやったよレイチェル。さすが社長!」で涙目になったはず。

当然、いいスコアを期待した。・・・が、あんまり伸びない。・・・えっ?フリップがダウングレード? なんで~~~~~~

キスクラのレイチェルは、一瞬「おや」という感じだったけど、それでも笑みを絶やさなかった。だから自分がぶーぶーいうのは止めよう、そう思いました。

だけど全てが終わって、彼女の総合の順位が7位となってしまったことを見届けた表彰式の後は、しばらくベッドに突っ伏してしまった。なんで~~、なんで~~、あれのどこがダウングレードだっていうのよ~レイチェルにだけ厳しいじゃん、とシクシク。

翌日も立ち直れなかった。こんな気持ち初めてなんよ。失恋したみたい。
従来から、フィギュアは採点競技ゆえ、ジャッジの判定にケチつけたら競技自体が成り立たない、だから文句いってもしょうがないのよ、なんて思ってたんですが、いざ自分の好きな選手の身にふりかかると、これは結構ツライもんです。

素人の私が考えてもわかりっこない!、そう思って、彼女のコーチ、トムザクラジェック氏のブログ「トム先生のバンクーバー日記」ブログのコメ欄に、「観ているほうとしてもどうしてか知りたいので、いつか近い将来、ご説明をいただけないでしょうか」質問を書いてしまいました。

選手のコーチに対してなんて生意気なことを、と後悔しましたが、翌日のトム先生は、このフリップのダウングレード評価について、ブログの中に書いてくださってました。(先生ありがとう)

The Triple Flip  (from My Vancouver 2010 Journey by Tom Zakrajsek)

  (大事なのでこれは全訳します)

Since many reporters have called and I have received several e-mails from many people, I thought I should say something about Rachael’s technical scores from the long program. Rachael and I accept the calls about her triple flips being downgraded. In our sport these type of calls are labeled “field of play decisions”. The ISU can better explain this process since it is not entirely transparent to coaches and athletes like it is in the NFL or other sports that use instant replay.

多くの記者、人々から電話やe-mailで照会があったので、レイチェルのフリーの技術点について何か自分でも言わなくてはならないのだろう、と思うに至りました。

レイチェルも私も、彼女のトリプルフリップがダウングレートと評価されたことを受け容れています。フィギュアスポーツの世界においてこの種の判断は、現場での決定(”field of play decisions”)と呼ばれていますから。

ただ、評価のプロセスはコーチや選手に対しても完全に透明になっていないので、ISUはこれにつき、NFL等のスポーツにように、すぐに再生(リプレイ)を見せることによって、より納得のいく説明ができるのではないか思います。

After watching her performance first on CTV and then on NBC when I returned home, I did not see anything that made me suspicious that both triple flip jumps were underrotated. In fact, commentators from both television stations were also surprised by the calls based on slow motion replay of the jumps in question from their camera angles (the ISU camera is not part of the various network cameras).

演技が終わったあと、まず、ケーブルテレビで彼女のプログラムを見直し、それから家に帰ってNBCを見たのですが、私としては彼女のフリップ二つともについて、回転不足をとられるであろうという疑わしい要素を見つけることができませんでした。実際に二つのテレビ局の解説者もテレビ局のカメラのスロー再生をとおして問題のジャンプを見て、このジャッジの評価に驚いていました。
(ISUが使っているカメラと各局が放映のために使っているカメラとは違います)

Her GOEs from the judging panel indicate that in the case of the triple flip-triple toe combo she gained an extra .60 points based on the quality of completion.

(In her short program when she was given full credit for the same combination, she gained .40 points.) If a judge thinks a jump is not fully rotated when they review it on their screen (judges can review up to four elements in slow motion), that judge can take a minus deduction between -1 to -3, with -1 being less severe and -3 being the most severe. On her second triple flip combination with 3 jumps, Rachael was given 4 base values, 2 +1s and 3 -1s. She lost only .06 on this combination after the high and low marks were dropped and then averaged. These are the facts I know from the score sheet that Rachael and I were given.

彼女のGOE(技の出来栄え)のほうは、トリプルフリップ、トリプルトゥーのコンビネーションジャンプでは、回り切った分についてだけ0.6の加点をもらっています。

ショートの演技では、同じコンビネーションについて、トリプルとして完全に認定されていますが、その加点は0.4です。

もし一人のジャッジがジャンプの回転が足りていないと判断すると、他のジャッジが自分達のスクリーンでその部分の見直しのチェックをします。(審判はスロー再生で4つの要素まで見直しチェックをすることができます)、そのあとで、ジャッジは1から3までの減点をします(もっとも軽いので-1、厳しいもので-3)。

彼女の2回目のフリップから始まる3連続のジャンプのコンビネーション、基礎点が、4で、2+1s、3-1sです(**)。一番高い点数と一番低い点数を除いて、平均した結果彼女が失ったのは、わずか0.06のです。これらが、レイチェルと私が受け取ったスコアシートから分かった事実です。

Downgrades are common in our sport for many of the top skaters (men and women)–not just Rachael. When they are not obvious to the naked eye, these calls are frustrating not only to the skaters and coaches, but also to the fans and audience that doesn’t understand. Perhaps the ISU can show the camera angle they use on a big screen like they do in the NFL and give the audience the ability to agree or disagree with the specialists’ call. Even though this would not change the final decision, greater transperency would be good for the sport.

レイチェルだけではなく、ダウングレードはフィギュアスケートで多くのトップスケーターにとって(男女ともに)、共通の課題です。
ダウングレードが裸眼で明らかではないときに、ダウングレードと評価されるということは、選手やコーチだけではなくて、ファンや観客にとって苛立だしいものとなります。ISUも、おそらく、NFLと同じように大きなスクリーンを使って審判のカメラアングルの様子を写したらいいのではないでしょうか。それによって、観客も技術審判員の下した評価に賛成するか、賛成しないかにかかわらず、自分の目で判断する機会が与えられるのですから。こうした措置によって最終的なジャッジの決定が変わらないにしても、より透明性を確保され、フィギュアスケートにとってよいことになると思うのです。

 

**の箇所、よくわからないので、詳しい方教えてくださいませ。

(ご参考:リザルト)

ということです。 先生、いつもながらよいことおっしゃる。
ファンも悲しいけど、もちろん選手と選手を指導しているコーチにとってはツライでしょうね。

今回初めてスコアリザルトなるものをじっくり見てしまいましたが、

難しいといわれているルッツやフリップと他のジャンプとのコンビネーションの点数というのは、例えば、ダブルアクセルを絡ませたシークエンスとほとんど点数が変わらないのですね。
ということは、優しいジャンプ構成で加点をもらったほうが、点数は伸びるので、今のルールのままでは、難しい技をやろうとする選手は少なくなってしまうのではないかな、
そしたらスポーツとして面白くない

なんてニワカな私には不似合いなことを考えてしまいました。

でも、レイチェルはこれからも、鬼プロ構成を変えないだろうなあ。
社長になんだかシークエンスって似合わない気もするし、ゴージャスにいってくれ、と思うのです。

3月のトリノワールドの演技で、この問題を忘れさせてくれることを期待しましょう。

がんばれレイチェル!

お写真、Carmeron Spencerさん

最後にお口直し。3歳のころのレイチェル!
リンク

バンクーバーオリンピック本番/ Vancouver Olympic

 

この日を迎えられた!
オリンピックは最高の舞台。
ここまで辿り着くことがどれだけ大変なことか。 ここに来れなかった選手のことを想えばわかる。

笑って終わってくれればそれでいい・・

と、余裕こいても、心臓はバクバク。
が、日韓チャンプの行方もやっぱり気になる。

「社長!レイチェル~頑張って~。トム先生も今世界に映っているよ!」

Go! Rachael

まずは、トリプルフリップ、トリプルトゥー
決まった!

レイチェル、笑ってる

 

みんな~聞こえないよ~

 

 

 今日も落ち着いているね。 社長!

  

やった~

 

 レイチェル、やっぱりすごいなあ

お写真、Carmeron Spencerさん、David J.Phillipさん、YURI KADOBNOVさん