3月2010

もう一人のスケーター / Another Skater

 

レイチ、今日はごめん。他の選手のこと。

私には二人好きなスケーターがいます。
お一人は、このサイトの主人公、レイチェルフラット選手。
もうお一人は、もっと前から好きだった中野友加里選手。

今日は、本人の公式のコメントで、
「好きな」から「好きだった」スケーターになってしまうことがはっきりしました。

それで、

みんな泣いているけど、私は実はそうでもないんだ。

だって、あんな大きな一番勝負、いったい何人の人が経験することがあるんだろう。

これで終わりにしようと決心したこと、偉いと思っている。
きっぱりとして、彼女らしいなと思っている。
ほんとの気持ちなんてわからないけどね。

ただ、彼女が選手生活に終わりを告げるため、連盟に届け出を出した2月22日が、今日みたいな雨の日でなければいいな思っています。

彼女を応援し続けた5年間、特に最後のシーズンはファンにとっても試練の時間だったと思う。
全日本が終わってから、
ようやくファンが立ち直ったあとも、ゆかりちゃんの様子が全く分からなくて心配していました。
ゆかりちゃん、アメリカの選手と違ってツイッターなんてしないから。

だけどみんなと一緒に応援してた。
そんなときに出来た動画

 

ゆかりん太郎たち

北海道で活動中の人形作家、粘土天国様がお人形を作り、
同じく北海道在住のお友達である、あんドーナツ様が、
太郎たちに小刻みにステップを踏ませ、撮影しているものです。

 

 

のりのりの太郎たち


 

いまごろ笑っているといい

 

月並みですが、「男前・中野友加里の第二の人生に幸大からん事を!」
これが私の気持ちです!

***

中野友加里は選手生活にピリオドを打つことに決めました。<中野友加里公式サイト>

直球、中野友加里 / Honestly, Yukari Nakano

 

 この記事は、去年の全日本前に、他のフィギュアサイトで書いた記事です。

よかったら、読んでみてください

****

 

 

彼女のために、何もできない、書けない、と思っています。

でも・・・・

何か私ができることがあるなんて思うのはおかしい。
彼女のスケートを見ればそれで彼女がどんなに素敵なスケーターかは伝わる!
と思い切って投稿。 

ずっと彼女を見続けてきました。
好きなプログラムはいっぱいありますが、
ゆかりちゃん、こんなん踊ってきたのです。

ゆかりちゃんの演技を観てください。

順番はですが、私の心の思うまま・・・

今年5月ごろ、去年のシーズンが終わってからしばらくたって、
ゆかりちゃんが、最初に披露してくれた今年初めに観たプログラム。 は~、
こんな奇麗な子なんだ、とため息をついてしまいました。

ハレム

 

これまでの乙女のゆかりちゃんから、女のゆかりちゃんへのイメージ。
後半ステップに入る前の、首を後ろにそらすところが、セクシー。

ゆかりちゃんの演技を初めて観たのは、さかのぼってちょうど今から4年前です。

いかにも直球、真面目が全面に出ちゃっている彼女が、気になってしかたなく、
スケートなんか全然観ない会社のおじさんや後輩にも、彼女のことをよく話してたっけ。

そのせいか、私の周りの人は、ゆかりちゃんのことを好きになってくれて、
会社を辞めたあとにも、「中野選手頑張っていますね」とかメールくれました。

ムーランルージュ

この年のドンキホーテとともに、グッっと来ました。清々しい彼女の笑顔に乾杯!

で、どれが1番好きなの、聞かれれば、やっぱりこれかな。 
SAYURIです。 凛とした表情。
スパイラルのときの観客に流す、あの清い視線。

このゆかりちゃんプロを観て、この映画を観ようと思いました。
ちなみに置屋の女主人、桃井かおりさんが、すっばらしい演技。 映像も限りなく美しかった。

しばし、さわりを。 最後の方にあのシーンです。

Memoirs of a Geisha: Chiyo’s Geisha transformation

シオの

「世界を相手に刃物は要らぬ。家族の愛に包まれて、芸者ゆかりは眼で決める」
というWorld 07のナレーションは結構好きです。

競技会の画像が欲しかったのですが、画像が粗いのしか見つからなくて。

これは2009ジャパンオープンでのEXです。

SAYURI

 今から見直しても、ステップに魂がこもっています。 中野サユリ!

今のゆかりを見つめよう。

今年2009年のショートプログラムオペラ座の怪人。

エリック杯、右肩負傷後の初めての試合。
正直怖くてライブではまともに見れませんでした。

オペラ座の怪人

指の間から洩れた、ゆかりちゃんの笑顔は、まるで後光が射しているかのようでした。

ごめんねゆかりちゃん。 なんかすまない気持ちになった夜でした。

 

 

Beautiful Mermaid

yukarin2

今日、なるべく綺麗な動画を探そうと、たまたま見つけたのがこのモンタージュ。

モンタージュを作られた方のお言葉:

ゆかり選手の笑顔をテーマに作りました。もうすぐ全日本ですね。2009年最後の試合、今年一番の笑顔で 締めくくってほしいという願いをこめて。

montage Beautiful Mermaid をみてみる

これは幸せにしてくれました。 ティッシュの用意が必要かもしれないです。 

 

そろそろ、最後、

ここまでおつきあいくださりありがとうございます。

2年前のことですが、

母校のスポーツ新聞に、学生の書いたゆかりちゃんのインタビューの記事がのっていました。

・・・氷上でシンデレラを、ゲイシャを、様々な物語を演じた。中野が目標としていたのは「何年か前にあんなスケーターいたね」といわれるようなスケーター。その言葉通りに中野の演技はたくさんのスケートファンを魅了した。
早稲田スポーツ・卒業特集号

 

4年間、彼女の活躍とともに、私生活上も喜んだり、へこんだりの毎日でした。

「何年か前にあんなスケーターいたね」といわれるようなスケーターになりたい、と言っていた彼女。

忘れないよ。
というか、忘れられないよ、ゆかりちゃん。

 ゆかりちゃんならできるよ。 私も覚悟を決めました。

*****

全日本の結果は、みなさんのご存知のように、彼女はo.17の差で、実質三枚目の切符を逃してしまいました。

全日本の動画をここに載せようかと思ったのですが、実はあの日試合の録画をいまだ観返すことはできません。

私は、バンクーバー五輪は、いろんな選手にとって(あの場にいなかった選手も含めて)、それまでの積み重ねた日々のエピローグでしかなかったと思っています。

今年の初め、ゆかりちゃんの動画を作ってくださっている作家さんが、この記事での紹介について、お礼メールをわざわざ送ってくださいました。 全日本の後は呆然とされてしばらく何も手につかなかったそうですが、今はお仕事を頑張っているそうです。

最後に彼のもう一つの(大好きな)作品を紹介して終わりにします。

You Light Up My Life 中野友加里

The Triple Flip

 

フリーの彼女の演技は素晴らしかった。レイチェルカラー出ていたもん。

観ているファンとしては、無事終わったことの安堵「よくやったよレイチェル。さすが社長!」で涙目になったはず。

当然、いいスコアを期待した。・・・が、あんまり伸びない。・・・えっ?フリップがダウングレード? なんで~~~~~~

キスクラのレイチェルは、一瞬「おや」という感じだったけど、それでも笑みを絶やさなかった。だから自分がぶーぶーいうのは止めよう、そう思いました。

だけど全てが終わって、彼女の総合の順位が7位となってしまったことを見届けた表彰式の後は、しばらくベッドに突っ伏してしまった。なんで~~、なんで~~、あれのどこがダウングレードだっていうのよ~レイチェルにだけ厳しいじゃん、とシクシク。

翌日も立ち直れなかった。こんな気持ち初めてなんよ。失恋したみたい。
従来から、フィギュアは採点競技ゆえ、ジャッジの判定にケチつけたら競技自体が成り立たない、だから文句いってもしょうがないのよ、なんて思ってたんですが、いざ自分の好きな選手の身にふりかかると、これは結構ツライもんです。

素人の私が考えてもわかりっこない!、そう思って、彼女のコーチ、トムザクラジェック氏のブログ「トム先生のバンクーバー日記」ブログのコメ欄に、「観ているほうとしてもどうしてか知りたいので、いつか近い将来、ご説明をいただけないでしょうか」質問を書いてしまいました。

選手のコーチに対してなんて生意気なことを、と後悔しましたが、翌日のトム先生は、このフリップのダウングレード評価について、ブログの中に書いてくださってました。(先生ありがとう)

The Triple Flip  (from My Vancouver 2010 Journey by Tom Zakrajsek)

  (大事なのでこれは全訳します)

Since many reporters have called and I have received several e-mails from many people, I thought I should say something about Rachael’s technical scores from the long program. Rachael and I accept the calls about her triple flips being downgraded. In our sport these type of calls are labeled “field of play decisions”. The ISU can better explain this process since it is not entirely transparent to coaches and athletes like it is in the NFL or other sports that use instant replay.

多くの記者、人々から電話やe-mailで照会があったので、レイチェルのフリーの技術点について何か自分でも言わなくてはならないのだろう、と思うに至りました。

レイチェルも私も、彼女のトリプルフリップがダウングレートと評価されたことを受け容れています。フィギュアスポーツの世界においてこの種の判断は、現場での決定(”field of play decisions”)と呼ばれていますから。

ただ、評価のプロセスはコーチや選手に対しても完全に透明になっていないので、ISUはこれにつき、NFL等のスポーツにように、すぐに再生(リプレイ)を見せることによって、より納得のいく説明ができるのではないか思います。

After watching her performance first on CTV and then on NBC when I returned home, I did not see anything that made me suspicious that both triple flip jumps were underrotated. In fact, commentators from both television stations were also surprised by the calls based on slow motion replay of the jumps in question from their camera angles (the ISU camera is not part of the various network cameras).

演技が終わったあと、まず、ケーブルテレビで彼女のプログラムを見直し、それから家に帰ってNBCを見たのですが、私としては彼女のフリップ二つともについて、回転不足をとられるであろうという疑わしい要素を見つけることができませんでした。実際に二つのテレビ局の解説者もテレビ局のカメラのスロー再生をとおして問題のジャンプを見て、このジャッジの評価に驚いていました。
(ISUが使っているカメラと各局が放映のために使っているカメラとは違います)

Her GOEs from the judging panel indicate that in the case of the triple flip-triple toe combo she gained an extra .60 points based on the quality of completion.

(In her short program when she was given full credit for the same combination, she gained .40 points.) If a judge thinks a jump is not fully rotated when they review it on their screen (judges can review up to four elements in slow motion), that judge can take a minus deduction between -1 to -3, with -1 being less severe and -3 being the most severe. On her second triple flip combination with 3 jumps, Rachael was given 4 base values, 2 +1s and 3 -1s. She lost only .06 on this combination after the high and low marks were dropped and then averaged. These are the facts I know from the score sheet that Rachael and I were given.

彼女のGOE(技の出来栄え)のほうは、トリプルフリップ、トリプルトゥーのコンビネーションジャンプでは、回り切った分についてだけ0.6の加点をもらっています。

ショートの演技では、同じコンビネーションについて、トリプルとして完全に認定されていますが、その加点は0.4です。

もし一人のジャッジがジャンプの回転が足りていないと判断すると、他のジャッジが自分達のスクリーンでその部分の見直しのチェックをします。(審判はスロー再生で4つの要素まで見直しチェックをすることができます)、そのあとで、ジャッジは1から3までの減点をします(もっとも軽いので-1、厳しいもので-3)。

彼女の2回目のフリップから始まる3連続のジャンプのコンビネーション、基礎点が、4で、2+1s、3-1sです(**)。一番高い点数と一番低い点数を除いて、平均した結果彼女が失ったのは、わずか0.06のです。これらが、レイチェルと私が受け取ったスコアシートから分かった事実です。

Downgrades are common in our sport for many of the top skaters (men and women)–not just Rachael. When they are not obvious to the naked eye, these calls are frustrating not only to the skaters and coaches, but also to the fans and audience that doesn’t understand. Perhaps the ISU can show the camera angle they use on a big screen like they do in the NFL and give the audience the ability to agree or disagree with the specialists’ call. Even though this would not change the final decision, greater transperency would be good for the sport.

レイチェルだけではなく、ダウングレードはフィギュアスケートで多くのトップスケーターにとって(男女ともに)、共通の課題です。
ダウングレードが裸眼で明らかではないときに、ダウングレードと評価されるということは、選手やコーチだけではなくて、ファンや観客にとって苛立だしいものとなります。ISUも、おそらく、NFLと同じように大きなスクリーンを使って審判のカメラアングルの様子を写したらいいのではないでしょうか。それによって、観客も技術審判員の下した評価に賛成するか、賛成しないかにかかわらず、自分の目で判断する機会が与えられるのですから。こうした措置によって最終的なジャッジの決定が変わらないにしても、より透明性を確保され、フィギュアスケートにとってよいことになると思うのです。

 

**の箇所、よくわからないので、詳しい方教えてくださいませ。

(ご参考:リザルト)

ということです。 先生、いつもながらよいことおっしゃる。
ファンも悲しいけど、もちろん選手と選手を指導しているコーチにとってはツライでしょうね。

今回初めてスコアリザルトなるものをじっくり見てしまいましたが、

難しいといわれているルッツやフリップと他のジャンプとのコンビネーションの点数というのは、例えば、ダブルアクセルを絡ませたシークエンスとほとんど点数が変わらないのですね。
ということは、優しいジャンプ構成で加点をもらったほうが、点数は伸びるので、今のルールのままでは、難しい技をやろうとする選手は少なくなってしまうのではないかな、
そしたらスポーツとして面白くない

なんてニワカな私には不似合いなことを考えてしまいました。

でも、レイチェルはこれからも、鬼プロ構成を変えないだろうなあ。
社長になんだかシークエンスって似合わない気もするし、ゴージャスにいってくれ、と思うのです。

3月のトリノワールドの演技で、この問題を忘れさせてくれることを期待しましょう。

がんばれレイチェル!

お写真、Carmeron Spencerさん

最後にお口直し。3歳のころのレイチェル!
リンク

バンクーバーオリンピック本番/ Vancouver Olympic

 

この日を迎えられた!
オリンピックは最高の舞台。
ここまで辿り着くことがどれだけ大変なことか。 ここに来れなかった選手のことを想えばわかる。

笑って終わってくれればそれでいい・・

と、余裕こいても、心臓はバクバク。
が、日韓チャンプの行方もやっぱり気になる。

「社長!レイチェル~頑張って~。トム先生も今世界に映っているよ!」

Go! Rachael

まずは、トリプルフリップ、トリプルトゥー
決まった!

レイチェル、笑ってる

 

みんな~聞こえないよ~

 

 

 今日も落ち着いているね。 社長!

  

やった~

 

 レイチェル、やっぱりすごいなあ

お写真、Carmeron Spencerさん、David J.Phillipさん、YURI KADOBNOVさん