5月2010

About The Catcher In the Rye

 

みなさん、こんばんは~。

ちっと前に、フィギュア関連のサイトをめぐったら、
何やらまたルール改正ですか・・・

スポーツのルールがそんなにコロコロ変わっていいんでしょうか。

ルールをいじるより、トム先生が五輪後におっしゃっていたように、
でっかいカメラを設置してそれを皆が見えるようにする、というようなことのほうがよっぽど効果的と思うんですけど。
何をどう変えても、文句をいう人が絶えないでしょうし、またこれからそういう話を聞くと思うとちょっとうんざり。

 

なので、全然関係ない、管理人の宿題の話を少し聞いてくださ~い(すりすり)

課題は、
最近の翻訳についての批評なり、訳者あとがきなりを読んで、「意訳」か「直訳」という古くからの翻訳学の問題について言及しているものがあればそれを探してきなさい、というものです(確か)。

 で、宿題に関係しているかいないかもわからないまま、
今日「翻訳夜話2 / サリンジャー戦記」(村上春樹・柴田元幸)という本を買ってしまいました。

 

 

この本を選んだ理由は、
2003年4月に村上氏が、野崎孝氏の翻訳出版からおよそ50年を経て、新たにこのサリンジャーの小説を翻訳出版したところ、
自分もちら読みして、なんだか、20年以上も前に自分が読んだ「ライ麦畑でつかまえて」じゃなくて、村上春樹の小説になっちゃっているなあ、という印象を受けたので、この点について、村上氏の見解を調べてみようと思ったからです。

今日、少しだけ訳を比較してみました(多分こんなこと研究している人は日本にたくさんいるんでしょうね)

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(高校で行われたフットボール大会の様子についての記述)

and scrawny and faggy on the Saxon Hall side, because the visiting team hardly ever brought many people with them

(野崎訳)

サクソン・ホールの方は細くってカワイソみたいだった。遠征するほうじゃ、大勢の生徒を引っぱって来るわけにいかんだろう。

(村上訳)

それに比べるとサクソン・ホール側の応援はしょぼいものだった。ビジター・チームについてくる応援団の数なんてしれたもんだからさ。

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その他にも、兄について、野崎訳は「奴さん」村上訳は「彼」など、数ページ読んだだけでも、語彙、文体の違いは感じられます。違う人が訳しているから当たり前なんですけど。

50年も経ってしまったから、あの頃の言葉遣いを、今の高校生の男の子の台詞としてかぶせるのは、ずれがあるのかもしれません。
村上氏も「翻訳夜話2 / サリンジャー戦記」で、今と当時では風俗的表現、口語表現に齟齬、温度差があるから、どうのこうの、と書かれています。

それ以外にも、もっと読みこまなければ、納得、理解できないことがこの本には書かれています。(訳出をするうえで、you の落とし方とか。野崎氏の場合は、「いわゆるうまい日本語訳のやり方で、できるだけ落とす」。でも、村上氏は、この小説におけるyou という「架空の語りかけられ手は作品にとって意外に大きな意味を持っているんじゃないかと、テキストを読んでみてあらためて感じた」とか。じゃ、どういう風に変えたのかはまだ、研究不足です。すみません。)

自分の印象は、野崎訳は、日本語の言葉の選び方が等価性を維持しつつ、縦横無尽で奔放。かたや、村上訳のほうは、すっきり、で、村上風。

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個人的にどちらが、好きか・・・。 あくまで好きか嫌いかの話です。

私は、野崎訳です。 
読んだのが青春期であり、彼の言葉で、映像がプリントされちゃっているからかな。
そういえば、「ライ麦畑でつかまえて」という日本語のタイトル・・・・・・
これは野崎氏によるものですね。 そこだけでも、ポイント高い。

これから読む人は、村上訳で、全然オッケーだと思います。 
彼の文体が好きな人であればこちらの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」でしょう。

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こんな簡単に終えていい課題ではないんですが、

とりあえず、フィギュアの採点のこと考えるよりかは生産的だったということで、
付き合っていただいたかた、ごめんなさ~い。

また、宿題提出前に記事をアップしたときはよろしくお願いします。

あ、村上氏のキャッチャー・・・を読まれた方がいらしたら、なにか教えてください。

 

**追記:
読書進んでいます。
で、「翻訳夜話2 / サリンジャー戦記」(村上春樹・柴田元幸)
こちらの本、かなりよいです。
多分柴田さんがいらしゃらなかったら、オシャレな禅問答で終わっちまっただろう対談
(羽生善治と二宮清純の対談みたいに、ちっとも対談の役割果たしていないやつ)
が、とても面白いものになっています。 素晴らしい。

Tucson CF Making Film

 

 子供のころから自動車に乗ると酔ってしまうので、

ドライブは楽しめません。

でも、自分で運転すると体質が変わるんでしょうか。

Tucson CF Making Film

 

 

こんな、広い場所であれば、運動神経の弱い自分でも、事故なく運転できそうです。

どこなんだろう。

 

それにしても、綺麗だ。
触れれば触れるほど、良さが滲みでてくるキム・ヨナ。

こんな彼女を乗せて、車を走らせたい・・・・・と、買う気になるんでしょうか。 

 

狭い部屋で、細かい字ばかりを見て、眼がしょぼしょぼする。

このビデオの彼女のように、ガラス越しでもいいから空を見上げたいです。

 

 

 

2009 国別対抗 FP / World Team Trophy

 

国別対抗のフリーの演技です。

Romantic Rhapsody

 

はっ、とつま先で立ちすくむポーズに、レイチェルカラーが出ています。

これから1年間トム先生のところでスケートに専念するレイチェル。
ジャンプの精度や、スピン・スパイラルなどのアピール力を上げて欲しいな。

レイチェルは、五輪のときに、ヨナちゃんやマオちゃんとリンクをシェアできたことで、たくさんのことを学んだそうです。まだ、17歳なので、これからもっともっと伸びると思います。

頑張れ!レイチェル

2009 国別対抗 / World Team Trophy

 

もう、一年以上も前になりますが、東京で行われた国別対抗の演技です。

この大会ではアメリカが優勝しました。

あれ?国別対抗って、今年もやったんですか。 それともあれっきり?

 

 

このときの彼女、黄色い衣装が似合っていてとてもチャーミングでした。

(画像の処理の都合で、ちびっと細く見えます LOL)

 

追記:となりのツイッターの、Stanford Dailyによると、レイチェルは、2011年秋まで、スタンフォード入学を1年先に延ばすそうです。

 

誰が作ったんだろう/ An Awesome Work

 

すごく素敵な作品だと思いました。

 

 

彼女の素敵なところがどこなのか代弁してくれているようです。

墨絵のような・・・・・ハングルって筆で書くとこんな字になるのかあ。

なんだか泣けてくるなあ。

 

 

こちらは先シーズンのプログラムのもの

 

 

スケートをスケート以外のメディアで表現している。

私にとってはこちらのほうが分かり易いかも。

芸術、って呼んでいいですよね。

 

愛している!キム・ヨナの管理人様、教えてくれてありがとうございます。